皮膚科
痒み、脱毛、色の変化などを伴う被毛や皮膚に対する診療になります。病状の原因を追究し、適切な治療計画をたてます。
動物病院において、犬や猫の皮膚トラブル(痒み・赤み・発疹・毛が抜ける・フケがでる・脂っぽい・できものができているなど)は、受診される理由の中で最も多い症状です。
皮膚トラブルが原因として出てくる継続的な痒みは動物にとって時には眠れなくなるほどのストレスになります。
また飼い主様自身も皮脂から出る臭いやフケの処理に悩まされ、動物と飼い主様どちらにも負担が大きい症状です。当院では、そんなみなさまのお悩みを解決できるように、専門的な知識を持った獣医師が皮膚に関する様々なトラブルに対して診療いたします。
対応疾患
皮膚病は、1つの症状であってもその原因は複雑に絡みあっていることがよくあります。
早い段階で症状をコントロールできれば、動物たちも早く楽になりますので、
少しでも「おかしいな?」と思ったら診察時にご相談ください。
早い段階で症状をコントロールできれば、動物たちも早く楽になりますので、
少しでも「おかしいな?」と思ったら診察時にご相談ください。
アレルギー性皮膚炎
アレルギーには大きく分けると下記の3種類のアレルギーがあります。近年では、学会でもアレルギーの診断・治療方法について、色々な議論がされてまいりましたが、最近では、アレルギー診療も【 一定の好成績の出る方法 】が確立されてまいりました。
角化症
皮膚の表面の角質が正常に作られなくなる皮膚病です。正常な状態の角質では、剥がれるサイクル20日くらいが一般的なのですが、発症するとサイクルが早くなります。そのサイクルの早さに皮膚の細胞がついていくことができなくなることで、角質の細胞の繋がりが良くなり、剥がれやすくなってしまいます。症状としては、「カサカサと皮膚が乾燥している」「フケが多く出る」、「洗った後でもベタベタしている」などがあります。
対応検査
- 皮膚の直接鏡検(皮膚掻爬(そうは)検査・毛検査・細菌培養・真菌培養)
- アレルギー検査(食物・ハウスダストマイト・樹木・雑草・真菌 等)
- 血液生化学検査・ホルモン検査
- 皮膚病理検査・皮膚生検
治療方法
皮膚病は、症状が似ている場合でも原因が異なることが多い病気です。
また、複数の原因がある場合や、二次的にでる症状などもあります。
●内服薬
●外用薬
●シャンプーによる薬浴
●注射による投与
●サプリメントの投与
●食事療法
●外科的治療法
治療方法には上記などがあります。状態や重症度によって最も適した組み合わせで治療をおこないます。
また飼い主さんの希望にあわせて、オーダーメイドの治療を目指しています。
また、複数の原因がある場合や、二次的にでる症状などもあります。
●内服薬
●外用薬
●シャンプーによる薬浴
●注射による投与
●サプリメントの投与
●食事療法
●外科的治療法
治療方法には上記などがあります。状態や重症度によって最も適した組み合わせで治療をおこないます。
また飼い主さんの希望にあわせて、オーダーメイドの治療を目指しています。
症例
アトピー性皮膚炎
ダニやカビ・花粉などのアレルゲンに免疫機能が過剰反応して起こる皮膚炎です。
「遺伝要因」と「皮膚のバリア機能不全」という2つの素因が関わっています。
- 症状
-
- 脱毛症状や毛玉がある
- 湿疹や赤みがある
- 顔や身体をよく掻いている
- フケが出る
- 肌がベタついている
食物アレルギー
特定の食物抗原に反応して痒みを出す皮膚病です。(牛肉を食べると痒がる、鶏肉を食べると痒がる、など。)アレルゲンが特定できれば、食事管理により症状を改善することができます。
- 症状
-
- 脱毛症状や毛玉がある
- 湿疹や赤みがある
- 顔や身体をよく掻いている
- フケが出る
- 肌がベタついている